フリーランスエンジニアが良いエージェントを見つけるポイント

エージェントエンジニアフリーランス高単価

2021年3月15日 掲載

「フリーランスエージェントを活用したいけど、種類が多すぎてどれを選ぶべきか分からない」

本記事はこのような悩みを抱えた方が対象となります。

確かにフリーランスエージェントは最近数が増えましたね。

そのため、自分に合ったエージェントがどれか分からない人も多いのではないでしょうか。

フリーランスにとってエージェント選びは重要です。

エージェントによって保有案件も異なりますし、サービス内容も変ってくるからです。

どのエージェントを選ぶかによって、今度のキャリアや年収が変動することもありえます。

そこで本記事では、フリーランスエンジニアが良いエージェントを見つけるポイントを紹介します。

どういう点を見ればそのエージェントが良いとわかるのか、エージェントを使った人がない人にも分かりやすくお伝えできればと思います。

フリーランスになったけどエージェント選びに悩んでいる方、これからフリーランスエンジニアを目指す方は、ぜひ本記事で学んでください。

見極めるポイント

フリーランスエンジニアを見極めるポイントを解説します。

見極めるポイントは「エージェント会社編」と「担当コンサルタント編」にわけてそれぞれ解説します。

見極めるポイントが分かれば、エージェント選びが簡単になりますよ。

1.エージェント会社編

フリーランスエージェントを選ぶ際、どんな点に着目すべきかポイントを解説します。

ポイントは大きくわけて次の6つです。

  • 希望の職種に強い会社か
  • 支払いサイトが長くないか
  • マージンがいくらか
  • 直接契約か
  • 在宅で仕事が出来るか
  • 担当者を変更出来るか

なぜそれを確認するのが重要なのか、1つ1つ詳しく解説していきますね。

①希望の職種に強い会社か

エージェントによって、得意とする職種はそれぞれ異なります。

同じエンジニア向けエージェントでも、A社はプロジェクトマネージャーなどの上流工程の職種に強かったり、B社はプログラマーやSEなどの職種に強かったりします。

そのため、エージェントを選ぶ際は自分が希望する職種に強い会社かをまず確認するのが大事です。

エージェントのサイトに公開されている案件の中に、どれだけ自分が希望する職種があるのか調べてみましょう。

希望する職種の案件が多いエージェントは、担当コンサルタントもその職種に詳しい場合が多いです。

そのため話が通じやすく、希望条件などをスムーズに伝えやすいメリットもあります。

希望の職種に強い会社かどうかは、必ず確認するようにしましょう。

②支払いサイトが長くないか

その月の報酬の支払いがいつなのかはエージェントによってバラツキがあります。

だいだい翌月の15日を支払日としているところが多いですが、30日だったり、60日だったりするところもあります。

あまり支払い日が遅いエージェントは避けた方が良いです。

なぜなら支払い日が遅いということは、それだけ会社として余裕がないことを表している可能性があるから。

逆に支払い日が早いエージェントは、経営が安定している可能性が高いと言えますね。

また、駆け出しフリーランスの頃は、支払いはなるべく早い方が嬉しい筈です。

貯金を用意しないでフリーランスになった場合、支払いが早いエージェントでないと、しばらくお金に困ることになってしまいますよね。

こういった理由から、支払いサイトが長くないかも確認するようにしましょう。

③マージンがいくらか

エージェントの利用料金はかかりませんが、そのかわりクライアントから貰った報酬のいくらかをマージンとして払わないといけません。

マージンはだいたい10%~20%ぐらいのところが多いですが、やはりエージェントによってそれぞれ違います。

なるべくマージンが低いエージェントを選びたいところですが、マージンは公開されていないエージェントもあります。

そのため、マージンが公開されていて、かつマージンが低いエージェントを選びたいところです。

また、マージンが低いエージェントはフリーランスのことを第一に考えていることも多いため、サービス内容も優良であることが多いです。

こういった理由から、マージンがいくらかもエージェント選びの参考にした方が良いでしょう。

マージンを公開しているエージェントは、MidworksやPE-BANKなどがあります。

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④直接契約か

直接契約かは重要

エージェントが保有する案件には、エンド直請け案件とそうでないものがあります。

エンド直請け案件とは、クライアントが直接フリーランスに依頼する案件のことです。

そうではなく、A社がB社に依頼し、そしてB社がフリーランスに依頼する場合もあります。

この場合B社にもお金が入るため、エンド直請けに比べてフリーランスに入るお金が少なくなってしまいます。

このように、仕事内容が同じでも報酬額が異なってしまう場合があるのです。

特にIT業界は仲介会社が存在する場合が多いので気をつけましょう。

できるだけエンド直請け案件を多く保有しているエージェントを選びたいです。

中にはほぼ全てエンド直請け案件のフリーランスエージェントもあります。

⑤在宅で仕事が出来るか

エージェントによってはリモート案件を多く保有している場合もあります。

在宅で仕事をしたい場合は、リモート案件が何%をしめているか確認しましょう。

最近はコロナの影響もあり在宅で働ける仕事も多いですが、エンジニアの仕事はまだ常駐案件の方が多めです。

在宅勤務の場合、自分の好きな場所で働けますし、満員電車のストレスもなくなりますので、フリーランス間で取り合いになることもあります。

そのため、リモート案件を多く保有しているエージェントを見つけたら、ひとまず登録して、多くの選択肢を持てるようにしましょう。

リモートー案件を多く保有しているエージェントは、ITプロパートナーズやレバテックフリーランス、REMOTE STYLEなどがあります。

⑥担当者を変更出来るか

担当者との相性が悪い場合に変更できるかどうかも大事です。

人と人との付き合いであるため、相性の有無はどうしてもあります。

たとえば、早く案件を決めるように急かしてきたり、上から目線な態度を取ってくる担当者もいるという話をたまに聞きます。

エージェント評判が良くても、そのエージェントの全てのコンサルタントが良いとは限りません。

相性の悪い担当者と当たった場合、希望条件をスムーズに伝えることができず、自分に合った案件と出会えなくなる可能性があります。

そのため、そのエージェントが担当者を変更できるかどうかは重要です。

ほとんどのエージェントは担当者変更が可能ですが、念の為確認をしておきましょう。

2.担当コンサルタント編

担当コンサルタントの選び方

つづいて、担当コンサルタントの選び方について解説します。

担当コンサルタントの良し悪しが大事なのは先程解説した通りです。

担当コンサルタントを選ぶ場合は次の6つを意識すると良いでしょう。

  • 信頼関係を築けるか
  • 連絡のレスポンスが速いか
  • 専門的な用語が分かる
  • 法律的な用語が分かる
  • 面談対策をしてくれる
  • 面談後のフィードバックをしてくれる

良くないコンサルタントと当たってしまった場合は、遠慮なく交換を申し出る方が良いです。

担当コンサルタント選びのコツを1つ1つ解説していきますね。

①信頼関係を築けるか

担当コンサルタントとの信頼関係を築けるは何より大事です。

「この人自分のこと本当に分かっているのかな?」と疑ってしまうような担当コンサルタントは良くありません。

信頼関係を築けない担当コンサルタントには、自分の思いを中々打ち明けにくいです。

たとえば、紹介された案件の中に良いものがない場合、「他に案件はありませんか」と言いにくい場合があります。

コンサルタントの態度が悪いなど、単純に好きになれないタイプだった場合も、会社に変更を申し出た方が良いでしょう。

信頼関係を築けるかはある程度付き合ってから時間が経たないとわかりません。

何回か話を聞いてみて良さそうなコンサルタントか判断しましょう。

②連絡のレスポンスが速いか

連絡のレスポンスが速いかどうかも重要です。

エージェントではメールやチャットを使って担当コンサルタントと連絡を取り合います。

メールやチャットの返信が遅い場合、案件を獲得するのも遅くなってしまい、仕事がない状態が続いてしまいます。

また、レスポンスが遅い担当者は、フリーランス側をあまり考えていない場合も多いです。

もちろん、忙しいコンサルタントの方は多いですが、それでも細かい連絡を忘れない方もいます。

連絡のレスポンスが速いかどうかもチェックするようにしましょう。

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③専門的な用語が分かる

担当コンサルタントがエンジニアの専門用語を理解できているかも確認しましょう。

担当者がエンジニア出身なら良いですが、そうでない場合、専門用語を理解できず、話がうまく通じない場合があります。

また、専門用語を理解できない担当者は、その職種事情について深く知らない場合が多く、良い案件を紹介してくれない可能性も高いです。

逆に、最近のトレンド技術まで知っている担当者は信頼できますね。

専門的な用語が分からない担当者は変更してもらうのが良いでしょう。

④法律的な用語が分かる

法律にも詳しく担当コンサルタントであることが望ましいです。

法律に詳しい担当者は、クライアントとトラブルになった場合も、正しく対応してくれます。

たとえば、準委任契約であった筈なのに、制作物の完成に責任を負うよう言ってくるクライアントがたまにいます。

準委任契約の場合は法律上、仕事を遂行することに責任を負う必要はありませんが、制作物を完成させることに責任を負う必要はありません。

こういったトラブルが発生した場合、法律に詳しく担当コンサルタントなら、クライアント側を咎めてくれます。

そのため、法律的な用語が分かることも担当コンサルタントには求めた方が良いです。

【SNS】

 

⑤面談対策をしてくれる

面談対策をしてくれるかどうかもチェックしましょう。

クライアントと契約を行う前に、フリーランスは面談を通過しなくてはいけません。

せっかく高いスキルを持っているのに、面談で上手くアピールできず、採用不可となってしまうエンジニアは多いです。

そのため、多くの担当コンサルタントは、面談対策を行い、面談通過率をアップさせてくれます。

担当コンサルタントには予め、「面談対策は行ってくれますか?」と聞いておきましょう。

⑥面談後のフィードバックをしてくれる

面談対策をしてくれるだけでなく、面談後のフィードバックをしてくれるかも重要なポイントです。

クライアントとの面談には、基本担当者も同行しますので、担当者からフィードバックをもらうことができるのです。

採用不可となった場合、どこが悪かったのかきちんと教えてくれる担当者を選びましょう。

どこが悪かったか分かると次の面談で改善することができ、案件獲得率をアップさせられます。

このように、面談後のフィードバックをしてくれるかも担当コンサルタント選びにおいて大事です。

登録の際のポイント

登録時のポイント

良いエージェントに巡り会えても、使いこなせなければ意味がありません。

ここからはフリーランスエージェントに登録する際のポイントを解説します。

最低限気をつけたいポイントは、次の2つです。

  • 希望条件はしっかり伝える
  • 3社以上のエージェントに登録する

①希望条件はしっかり伝える

担当コンサルタントに希望条件はしっかり伝えるようにしましょう。

特に以下の事項は伝えた方が、自分に合った案件を探してくれやすいです。

  • 希望職種
  • 希望報酬額
  • 契約期間
  • 会社の雰囲気
  • 準委任契約か請負契約か
  • リモートか在宅か

担当コンサルタントにはなるべく具体的に希望を伝えるのがおすすめです。

また、希望通りの案件を紹介してくれなかった場合は、遠慮なく「もう一度探して下さい」と言った方が良いです。

それでも希望の案件がない場合は、他のエージェントを活用することも検討しましょう。

② 3社以上のエージェントに登録する

フリーランスエージェントは同時に複数のエージェントを使うことが可能です。

基本的に1社のみのエージェントを使うのはおすすめしません。

エージェントは3社以上登録しておくのが良いです。

なぜなら、その方が自分と相性の良いエージェントはどれか見極めることができるからです。

評判が良い企業でも担当者が良くない場合はありますので、同時にいくつか登録しておくのがポイントです。

また、多くのエージェントに登録することで、それだけ多くの案件に触れることができます。

特にリモート案件などは数が少ないため、多くのエージェントに登録してできるだけ選択肢を増やせるようにしましょう。

なお、「他のエージェントを使っていることがバレない?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、むしろ担当者に打ち明けた方が良いです。

なぜなら、他社に負けまいと優良案件を積極的に紹介してくれる可能性があるからです。

このように、3社以上のフリーランスエージェントに登録することには、様々なメリットがあるのです。

フリーランスエージェントや担当コンサルタント選びは重要!
何社か登録して比較できるようにしよう

複数登録が大事!

本記事ではフリーランスエージェントや担当コンサルタント選びのポイントについて解説しました。

繰り返しになりますが、どのエージェントを選ぶかで、自分の収入や案件獲得率が変わってきます。

本記事で紹介したポイントを参考にし、自分に合ったエージェントを選ぶようにしましょう。

また、フリーランスエージェントは複数登録するのがおすすめです。

複数登録した方がサービス内容を比較しやすいですし、より多くの案件に触れることができます。

フリーランスは「一緒に働く人を選べる」、というのが利点でもあります。

フリーランスエージェントや担当コンサルタントは、自分の納得がいくまで選び直すのが良いでしょう。

本記事が駆け出しフリーランスの方やフリーランスを目指す方にとって、参考になれば幸いです。

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